2015年5月4日月曜日

○○のための○個の○○という記事ばかりが目に付く

 何か知りたくて検索をかけると、よく出てくる。

 「○○のための○個の○○」

 例えば、腹筋を6つに割るための3つのエクササイズとか、

 騙されないために注意すべき5つのポイントとか

 ネット上にこういう記事が増えた気がする。

 こういうのが多いというのは需要があるのだろうか?


 ふと、予備校時代のことを思い出した。

 やばいことに20年以上前の話だ・・・

 いや、人は必ず年齢を重ねるものだ。ただ、加齢と心情は別のエントリーに譲ることにして話を戻す。

 予備校時代に漢文の授業で、その授業が面白い先生がいた。

 その予備校の漢文テキスト作りにも携わった人で、そのおかげでセンター試験で漢文は満点だった。授業に興味を持たせてくれて、テキストがポイントを身につけることができる工夫がされており、見た目は切れ者的ではなかったが、今思えばすさまじいほどに有能な方だったと思う。

 その先生の授業が毎週楽しみだった。

 授業の最後10分ほど、「遊び」と称した面白い話をしてくれた。

 その中の一つである本を紹介してくれた。

 「巨富を築く13の条件」というもの。

 その授業のあと、購入し読んだ記憶がある。そのときそのタイトルに惹き付けられるものがあったようだ。今なおそのタイトルを覚えていることがそれを示すだろう。

 でも、今現在、その13の条件は挙げることができません。覚えてないから。

 20年以上前から興味を引くタイトルのつけ方ではあるのだろう。記事を読ませるにはまずそのタイトルで、そういう蓄積されたテクニックの一つなのだろうと思われる。

 でも、同様のタイトルが増えてくると、駄目だね。記事のタイトルも思い出せない。

 ネットでもそういう意見が出始めているようだ。