2015年5月24日日曜日

都構想 維新の会の敗因とは?

 大阪都構想にかかる住民投票を終えて、その敗因をいろいろ各所で分析発表されている。

 よく見かける論調は、シルバー世代により若者が犠牲になったというもの。

 本当にそうなのだろうか?

 今日見たものの中に、20代~40代の選挙権保有者が70代以上の2倍以上も存在することを述べている記事があった。(http://bylines.news.yahoo.co.jp/inoueshin/20150518-00045839/

 この数字の正確性は未確認だが、シルバー世代によってというのは私も疑問に感じた。

 私が思う敗因は大阪維新の会現職市議会議員がそれほど真剣に動いていなかったのではないか?ということだ。

 期間中、維新の会の活動は、選挙カーみたいなので見知らぬ誰かが手を振っている姿と、南森町の交差点でミノベ議員が何かしゃべっているのを一度見た限り。そのときでさえ、積極的にビラを配布している姿はなかった。

 橋下徹という存在は大きいだろう。そして、府民センターなどに府か市が発行した都構想の説明パンフレットや資料も用意されていた。Youtubeの広告にも維新の会は積極的だったように思う。

 そして、この状況にあぐらをかいていたということはなかったのだろうか?橋下人気で最後は勝つと思っていたのではないか?

 個的施設におかれたそういう資料なんて、市民はあんまり持ち帰らないんじゃないだろうか?


 一方反対派の大阪市をよくする会はかなり積極的にビラを手渡ししていた。そのビラが毎回異なるもので、かつ1枚ずつだった。公的施設におかれたものは結構な量だったが、受け入れやすさは1枚ビラの方に軍配が上がる。1枚ビラを複数に分けることで、多くの人には受け入れやすかったのではないだろうか?

 賛成派の油断と反対派の積極性。これが今回の結果へつながったと見ている。